いっそこの世の果てまで共に

小説と漫画に埋もれる幸せ。
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気高き夢に抱かれて / コートニー・ミラン

 

 

19世紀の英国、ロンドンから北・レスターが舞台。反体制やそれについての扇動罪も話の内容に大きく絡み、良かったです。

公爵というものに疑念にかられている公爵ロバートと、中流階級でその昔は男の子として育てられていたミニー。反体制のビラ配ったのをミミは疑われるが、実はロバートがしていたことで、ミニーだけはその真実の確信に至る。

ミニーはすごい美人じゃないけど考え方や内面に惹かれていくロバートと、過去の秘密のために望まぬよう自分を押しつぶすミニー。

ロバートさんが本当に好感のもてる青年です。かっこいいとかじゃない(かっこいいんだけど)、めちゃ素直で実直で誠実で優しくてちょっと阿呆(褒めてる)。家族の愛を夢想し、それでいて愛を諦めている童貞← 育った環境は可哀想でした。そしてなんていい奴。

ミニーも、チェスの名手なんですけど、大会での父の仕打ち……過去が知られれば身の破滅、というのは誇張でも何でもなかった。しかしこの子頭いい。そして強い。

悪い人だと思っていたロバート母ですけど、実はそうではなかったところも良かったです。

初夜のくだりもリアルで良かったですw

いい公爵夫妻になるでしょうね。

 

★7

 

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